孤独

ひとりぼっち。

そう言えば最近。友達と電話もメールもしてない。
昔からの仲良しから遊びに誘われる事も無いし、メールが来る事も無い。
うん、でも、もしこれを読んで、メールをくれようとなんか、しなくていい。
もう、誰かを信じる事は、辞めようと思う。

決して、仲が悪いとか、嫌いとかじゃない。
頻繁に連絡なんか取り合わなくても、遊ぶ人だって居る。
ライブに一緒に行ったりする人や、約束してる人も居る。

だから、別に、ひとりぼっちなんて嘘っぽっち。
でも、連絡が来ない人に対して、必死にメールして友達を繋ごうとする自分に疲れた。

きっと、相手達だって忙しい。
もう年末だし、きっと色んな事があるんだと思う。
だけど、きっと他の人とメールしたり、遊んだりしてるのは知ってるから、
あたしは、別に居なくなって大丈夫。

悲観的でも、被害妄想でもない。
自意識過剰でも、誰かを責めている訳でも無い。

ただ、疲れた。
人間関係に疲れたし、友達の機嫌を取ったり、連絡をしなきゃいけない自分に疲れたし、
将来の事を話すと、最近いつも説教臭く話してくる人が何人か居るし、
今までは対等に話せてた気がしたのに。

どうせ、あたしは、高校もでてないし、中学校の勉強もままならないし、
日本語だってへんてこかもしれないし、礼儀だってなってないのかもしれない。
でも、こんなあたしの人間性を好きだって言ってくれた友達には、
もう、あたしは必要が無くなってしまったと思う。

腐れ縁とか、どんな仲良くたって煮詰まったりはするものだから。
だから、いつも仲良しこよししようなんて思っていない。
ただ、だけど、それでもこっちから連絡しないと連絡が来なかったり、遊べなかったりする友達と、
何であたしは縁を続けないといけないか分らなくなってしまった。

必要なら、連絡もしてくるだろう。
それで、いつかまたあたしが必要になったら、連絡してくれる人も居るかもしれないし。
何かあるかもしれない。

けど、それでも、もう誰かを信じるのは、辞めようと思う。
裏切られたとか、信じてたのにとか、そんな悲劇のヒロインを演じるつもりは無いんだ。

でも、もう疲れてしまった。
人を信じても、他人は他人。
自分との距離を上手く取るなんて、難しい。
それに、何となくどこかで裏切られた様な、不必要だと言われている様に感じているから、
信じるだけ、無駄なんだと思う。

何か、信じてたんだよね。
連絡なんか取らなくても、いい友達なんだって、唯一無二の親友みたいなもんだって。
そう言う人がちょっとだけ居たんだよね、自分にも。
でも、考えてみれば置いてかれてるんだよね、馬鹿だなーって思う。
開いてしまった溝は簡単には埋まらない。
あたしと居るより楽しい仲間が居れば、そっちに行くに決まってたんだ。

心は静かだよ。
何年か前に仲の良かった人に半ば裏切られた時は、心が痛くて憎んで、
もう誰も信じない、裏切られたくないってヒステリーになったものだけど。
別に、そんなのも無い。
全然心は、静か。

あたしが完璧じゃない様に、友達みんなも完璧じゃない。
そしてその不完全さが合わずに、疎遠になる人も居る。
ただ、それだけ、それは至極自然な事で、嘆く必要も無い。

だから、逆に言えば、こう思う事で、誰か特定の人や、友達みんなとよそよそしい関係になる訳じゃない。
今までと変わりなく、遊ぶ事も、話す事もきっと出来ると思う。
きっとって言うか、別にそう言う意味で、距離を置く訳じゃない。
ただ、相手と自分の距離を持って、安易に誰かを信じる様な事はしないだけ。
そうする事で、自分も相手も傷付かなくてすむと思う。

信じないからって、笑って話が出来なくなる訳でも、相談をしたり、聞いたりしなくなる訳でもない。
ただ、相手に対して何も望まなくなると言うだけ。
こっちが筋違いの事を、過剰に望んでも、相手も自分も傷付けるだけ。

だから、信じないって言葉は不的確なのかもしれない、何か悲劇の人って感じだからね。
そうじゃなくて、ただ人と自分とをちゃんと分る様にするんだ。
その上で誰も信頼しない。

その上で誰かを信頼出来る様になったら、信頼する。

友達であっても、独占したいとか、一番仲良くして欲しいとか、分って欲しいとか、そう言うのは無駄な願い。
自分がこれだけ、相手を重要に思っているんだから、相手も自分を重要に思うべきだと言う論理も、
通用なんか、当然しない。

だから、相手も、自分も信じない。
ただ、やりたいがままに生きたらいい。
つまらないと嘆けばいい。
そのうち、死ねる日が来る。

心は、今までより腐って行っている様だと感じる。
ヒステリックになった自分と、それを落ち着いて見ている自分がちゃんと居る。
そう言う意味では、制御出来る様になったと思う。
衝動も出来るだけ、押さえられる様になっていると思う。

ただ、死にたいと思う、そんな瞬間が一日でも減ってくれれば、それでいい。