惜しい物を亡くしたと今になってやっと分った
2002年10月29日Raphael。
本当に惜しい存在を亡くしてしまった。
「Raphaelがまだ活動してたら、今のヴィジュアル系の音楽シーンはまだ、もっと暖かかったと想う。」
ってサイコ関係の友達に言われた。
あたしも、そう想う。
暖かいって意味は、売り上げとか、流行り廃りとかじゃなくて、心って意味でね。
最近、久し振りにRaphaelを聞いてる。
たまたま、riceのPVをSSTVでみたのがキッカケで、懐かしくなって。
聖夜の天使の音楽会のビデオをみたりして。
今は、「…」〜或る季節の鎮魂歌〜を聞いてるんだけど。
Yukiの声は、癖があるから、音楽はいいのに、ボーカルで損してるよね。
なんて、言う奴等もいるけど。
RaphaelはYukiじゃなきゃ、成り立たない。
華月がいなきゃ、音楽は作れない。
Yukitoじゃないと、このベースは弾けない。
Hiroじゃなきゃ、このドラムはたたけない。
若かったから、リズム隊は特に、下手な所もあった。
Yukitoは緊張しやすいタイプだったから、ライブだとたどたどしい部分もたくさんあったし、
Hiroもまだまだ重たいドラムでもあった。
華月も、「お前弾けってば!(笑)」って想う程、暴れていたし、
Yukiはいつも真剣にマイクに向かっていた。
懐かしい。
彼等がいなくなって、もう何年になるんだろう?
彼等を最後に見たのは、遡る事数年。
初武道館をやった時。
その後華月がいなくなってから、去年の一月に渋公で彼等を見た。
華月が死んで、もう二年?丁度二年かな。
亡くなったのが今頃で、正式発表があったのが、11月の2か3日当たりだったと想う。
あまりにも、ショックで、涙も出なかった。
じわじわと、涙が出て、一体何?と何度も想った。
武道館のライブから、どうしても納得がいかなくて、Raphaelをは距離を置いていた。
いつでも、戻れると想ったから、距離を置いていた。
その武道館のライブから半年ちょっとでRaphaelが無くなるなんて思ってもいなかったから。
それでも、華月は死んだ。
その事実は変わらなかった。
「華月が死んだ。華月が死んだ、華月が死んだ、華月が死んだ??」
自分の中で、疑問ばっかり膨らんだ。
きっと、来年の渋公で、華月がでてきて、
「実は嘘だったんだよ!びっくりしたでしょ?」なんて言うじゃないかって期待しながら、
渋公へ言った。
秋風の狂詩曲から始まったあの日。
二時間くらいのライブ中、一度もギターは鳴らなかった。
彼等の決断は、華月の音を全くなしにライブを続ける事だった。
サポートも、打ち込みも、カラオケも無く。
彼の音が全くない、ライブ。
ギターってこんなに大きいんだって、本当に感じた。
人一倍目立ちたがり屋で、人一倍ワガママで。
人一倍傷付きやすくて、人一倍頑張る人だった。
思いこみが激しかったり、ワガママだったりで、離れて行ったファンもいっぱいいたと想う。
それでも、彼の作る曲、全てに癒されたし、彼の書く詩全てに癒された。
泣かない事が無いくらい、どの曲でも感動したし、共感した。
そして、そんなファンがいっぱいいた。
それなのに、誰よりも大人になるのを嫌がった彼は、大人になる前に、永遠のteenで死んでしまった。
知り合いの知り合いに、ヴィシャス(今は無くなったヴィジュアル専門雑誌)の編集者の人が居て、
編集者の人達の間では、華月が死んだ事を聞いた時に、ショックや哀しいより。
「あぁ…やっぱりきてしまったか…」と想ったそうだ。
あたしも、そうだった。
彼はいつか、遠くないうちにいなくなってしまう気がした。
精神的に弱い人だったから、傷付きやす過ぎる人だったから。
でも、まさか、こんなに早くいなくなるとは想わなかった。
ファンとして、どうして彼を支えられなかったんだろうって、凄く悔やんだ。
でも、あの頃は、自分もまだ幼い部分があったし、
彼の死も、全く忘れて行く様になった。
PIERROTとか、他にもたくさんのバンドがいて、
PIERROTは、Raphaelにハマる前から好きだったし、
そんなんでずっと、Raphaelは過去の存在になってたんだけど。
最近、やっぱり、いいなって想う。
今年のクリスマス、また彼等のライブに行きたいよって想う。
元気に、ギターを弾く華月が見たいし、
「いいですかー!」って叫ぶYukiが見たいし、
Yukitoのチョッパーソロも聞きたいし、
Hiroのドラムソロも聞きたいよ。
もっちゃんのキーボードソロも聞きたい。
まだまだ、聞きたかったのに。
彼等は本当に別々の道を踏み出す。
Yukitoのプロジェクトも、始動した。
riceも、メジャーデビューした。
誰も、もう華月って言葉を口には出さない。
それは、不自然な位に。
それでも、この時期にデビューして、Yukitoも始動して、華月を想い出さない訳がない。
彼があの時死んでいなかったら。
今、彼等はどうなっていたんだろう。
もしも、何か、終わってしまった事の未来を見えるなら、
あたしは華月が生きている未来を見たい。
彼には未来がまだあったのに。
彼は自ら(故意では無かったと信じているが)未来を絶ってしまった。
それが、悔しくて仕方ない。
「全ての僕らがいつか 理解(わか)れる日を信じ
forever
歌い伝え続けよう 生まれたままの僕で」
そんな彼は、消えてしまった。
彼が誰かの心に何時までも残る様に。
あたしは、祈る。
本当に惜しい存在を亡くしてしまった。
「Raphaelがまだ活動してたら、今のヴィジュアル系の音楽シーンはまだ、もっと暖かかったと想う。」
ってサイコ関係の友達に言われた。
あたしも、そう想う。
暖かいって意味は、売り上げとか、流行り廃りとかじゃなくて、心って意味でね。
最近、久し振りにRaphaelを聞いてる。
たまたま、riceのPVをSSTVでみたのがキッカケで、懐かしくなって。
聖夜の天使の音楽会のビデオをみたりして。
今は、「…」〜或る季節の鎮魂歌〜を聞いてるんだけど。
Yukiの声は、癖があるから、音楽はいいのに、ボーカルで損してるよね。
なんて、言う奴等もいるけど。
RaphaelはYukiじゃなきゃ、成り立たない。
華月がいなきゃ、音楽は作れない。
Yukitoじゃないと、このベースは弾けない。
Hiroじゃなきゃ、このドラムはたたけない。
若かったから、リズム隊は特に、下手な所もあった。
Yukitoは緊張しやすいタイプだったから、ライブだとたどたどしい部分もたくさんあったし、
Hiroもまだまだ重たいドラムでもあった。
華月も、「お前弾けってば!(笑)」って想う程、暴れていたし、
Yukiはいつも真剣にマイクに向かっていた。
懐かしい。
彼等がいなくなって、もう何年になるんだろう?
彼等を最後に見たのは、遡る事数年。
初武道館をやった時。
その後華月がいなくなってから、去年の一月に渋公で彼等を見た。
華月が死んで、もう二年?丁度二年かな。
亡くなったのが今頃で、正式発表があったのが、11月の2か3日当たりだったと想う。
あまりにも、ショックで、涙も出なかった。
じわじわと、涙が出て、一体何?と何度も想った。
武道館のライブから、どうしても納得がいかなくて、Raphaelをは距離を置いていた。
いつでも、戻れると想ったから、距離を置いていた。
その武道館のライブから半年ちょっとでRaphaelが無くなるなんて思ってもいなかったから。
それでも、華月は死んだ。
その事実は変わらなかった。
「華月が死んだ。華月が死んだ、華月が死んだ、華月が死んだ??」
自分の中で、疑問ばっかり膨らんだ。
きっと、来年の渋公で、華月がでてきて、
「実は嘘だったんだよ!びっくりしたでしょ?」なんて言うじゃないかって期待しながら、
渋公へ言った。
秋風の狂詩曲から始まったあの日。
二時間くらいのライブ中、一度もギターは鳴らなかった。
彼等の決断は、華月の音を全くなしにライブを続ける事だった。
サポートも、打ち込みも、カラオケも無く。
彼の音が全くない、ライブ。
ギターってこんなに大きいんだって、本当に感じた。
人一倍目立ちたがり屋で、人一倍ワガママで。
人一倍傷付きやすくて、人一倍頑張る人だった。
思いこみが激しかったり、ワガママだったりで、離れて行ったファンもいっぱいいたと想う。
それでも、彼の作る曲、全てに癒されたし、彼の書く詩全てに癒された。
泣かない事が無いくらい、どの曲でも感動したし、共感した。
そして、そんなファンがいっぱいいた。
それなのに、誰よりも大人になるのを嫌がった彼は、大人になる前に、永遠のteenで死んでしまった。
知り合いの知り合いに、ヴィシャス(今は無くなったヴィジュアル専門雑誌)の編集者の人が居て、
編集者の人達の間では、華月が死んだ事を聞いた時に、ショックや哀しいより。
「あぁ…やっぱりきてしまったか…」と想ったそうだ。
あたしも、そうだった。
彼はいつか、遠くないうちにいなくなってしまう気がした。
精神的に弱い人だったから、傷付きやす過ぎる人だったから。
でも、まさか、こんなに早くいなくなるとは想わなかった。
ファンとして、どうして彼を支えられなかったんだろうって、凄く悔やんだ。
でも、あの頃は、自分もまだ幼い部分があったし、
彼の死も、全く忘れて行く様になった。
PIERROTとか、他にもたくさんのバンドがいて、
PIERROTは、Raphaelにハマる前から好きだったし、
そんなんでずっと、Raphaelは過去の存在になってたんだけど。
最近、やっぱり、いいなって想う。
今年のクリスマス、また彼等のライブに行きたいよって想う。
元気に、ギターを弾く華月が見たいし、
「いいですかー!」って叫ぶYukiが見たいし、
Yukitoのチョッパーソロも聞きたいし、
Hiroのドラムソロも聞きたいよ。
もっちゃんのキーボードソロも聞きたい。
まだまだ、聞きたかったのに。
彼等は本当に別々の道を踏み出す。
Yukitoのプロジェクトも、始動した。
riceも、メジャーデビューした。
誰も、もう華月って言葉を口には出さない。
それは、不自然な位に。
それでも、この時期にデビューして、Yukitoも始動して、華月を想い出さない訳がない。
彼があの時死んでいなかったら。
今、彼等はどうなっていたんだろう。
もしも、何か、終わってしまった事の未来を見えるなら、
あたしは華月が生きている未来を見たい。
彼には未来がまだあったのに。
彼は自ら(故意では無かったと信じているが)未来を絶ってしまった。
それが、悔しくて仕方ない。
「全ての僕らがいつか 理解(わか)れる日を信じ
forever
歌い伝え続けよう 生まれたままの僕で」
そんな彼は、消えてしまった。
彼が誰かの心に何時までも残る様に。
あたしは、祈る。
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